公開日 2020年10月29日 最終更新日 2021年5月13日
昨日10月29日、ドイツでメルケル首相と州首相でコロナウイルス感染拡大防止措置についての話し合いが行われて、11月2日から終わりまでの4週間有効の規制が発表されました。
- 個人的な集まりは2世帯以内で10人まで許可
- 飲食店の閉鎖・・・テイクアウトと宅配は例外
- 劇場・オペラハウス・コンサートホール・美術館・映画館・テーマパーク・サウナ・遊戯施設・風俗の閉鎖
- フィットネススタジオ・プールの閉鎖
- コスメティックスタジオ・マッサージ店・タトゥーショップの閉鎖・・・理髪店は例外
- プロのスポーツは引き続き観客なしのまま許可、その他のスポーツは許可されない
- 個人商店、スーパーマーケットは規則の厳守で引き続き運営
- 国内の必要な出張以外の観光目的の宿泊は禁止
その他にも、学校はできる限り開けたままにすること、大きな損失が出てしまう企業への補助なども話し合いでまとめられています。
クリスマスを救うためのロックダウンだ!という記事も見かけましたが、もうすでに今年はドイツ名物のクリスマスマーケットを開催しない街がいくつもあります。
ぱっとしないドイツの冬の天気と雰囲気を毎年輝かしてくれるクリスマーケットがないというのはとても悲しいですが、こればかりは仕方ないですね。
コロナウイルスの検査
世界全体でまたコロナウイルス感染者が増えてきて第一派よりも大きな第ニ波がきています。国内に住む旦那さん方の祖父母にはもうずいぶんと会えていなくて、1ヶ月前から会いに行く計画を立てていたものの、この状況下で普段のようにいくわけにもいかず、相談した結果コロナウイルスの検査を受けにいき、陰性だということを確実にして車で行くことにしました。
コロナのテストの予約
症状があるわけでもなければ、周りに感染の疑いがある人がいるわけでもない私たちは今回自主的なテストとなるわけですが、病院などで紹介されているコロナウイルスのホットライン(116117)に電話してテストの予約を入れたのですが、その予定が4分刻み。ドイツでそんな分刻みの予定というものに出会うことは本当に稀なので驚きました。
- 鼻と口が隠れるマスク
- ボールペン
- 保険証書
- 身分証明書
検査当日は予想通り・・・
もらった予約より15分ほど早く付いてしまったので入口あたりで待っていると、4人家族がやってきて、母親が「ここで待つように言われたの?いつ予約をもっているの?」と私たちに質問してきました。
その家族は私たちより後の予約を持っていたのですが、その母親が建物の中に入って行き、残りの家族においでおいでとジェスチャーすると残りの家族も入ってしまいました。
そこからが長かったのです。30分ほど待ってやっと私たちの番が回ってきたころには、もちろん予定の時間は過ぎているし、私たちの後ろには3組ほど間隔をとりながら列を作っていました。
「遅くなってすみません」と受付の人に声をかけられた私たちは中に通され、1枚の紙に名前・住所・主治医・陰性テスト結果の連絡方法を書いてサインするように言われました。
そこから50mほど離れた場所に誘導され検査です。そこに置かれたイス・テーブル・ボールペンは私たちの前にいた家族が使用したので消毒され、一人ずつ誘導されました。
危険区域から家に帰ってきたわけでもなければ、自分に感染の疑いがあるわけでもないので、全額自己負担という意思を伝えると、1人の検査員が情報を打ち込んで、もう1人が長い綿棒でまず喉・それから鼻をそれぞれ通して検査してくれました。
それから検査と自己負担に関する書類にサインをして終わりです。
検査方法は変わったのか?
これが初めての検査であったので、他の場所でどうなのかはわからないですが、空港で検査を受けた友人は喉だけの検査で終わったと言っていたのですが、専門家が喉だけでは確実に検査することができない、と言っているのも聞いたことがあったので、今回はどうなんだろうと思っていたら両方でした。
これが今スタンダードなのか、たまたまそうであったのかはわかりません。
結果は陰性
結果は希望通りにSMSかメールで受け取ることができるのですが、旦那さんが予約時に貰った番号から約24時間後に2人とも陰性という結果が届きました。
ちなみに検査後にQRコードがもらえて、それをコロナ専用のアプリで読み込むと結果が見れるようになっているのですが、そこにはいまだに検査中の表示です。
コロナウイルス検査の値段は?
自分が感染の疑いがある場合や、陽性者との接触があった場合は全て無料で検査が行われますが、今回の私たちのように自主的に受ける場合はお金を払わなくてはいけません。
相場は60~130ユーロといわれて、それは自治区によって異なると聞いていました。ちなみに検査自体は6~7ユーロのようですが、それが送られるラボ(検査室)の料金で差が生じるようで、今回私たちが負担するのは相場で言われていたほぼ最高金額でした。
クリスマスはやってくるのか?
さて、ドイツは本格的なロックダウンですがどんな結果が待っているでしょうか。個人個人がいかに気を付けるかにかかっていると思いますが、規制緩和を求めるデモなどがまた起こりそうですね。。