公開日 2021年5月20日 最終更新日 2021年8月8日
ドイツで頻繁に開かれている催し物のひとつである、
- Flohmarkt(フローマルクト)
- Trödelmarkt(トゥリューデルマルクト)
Marktはマーケットつまり「市場」、Flohは蚤、Trödelはがらくた、という意味でつまりフリーマーケットのことです。
※もちろんこの時期(2020年5月現在)はコロナウイルスの影響で開かれていません。
日本でも最近はフリマアプリやウェブサイトが充実していて、
- メルカリ
- ヤフオク
など、金銭の手続きを代行してくれたり、色んな手厚いサポートがあったりと、誰でも簡単に要らなくなったものを出品したり、必要なものを簡単に探して購入することができますよね。
それらと比較して、Flohmarkt(フローマルクト)の一番の魅力は、商品を手に取って見れることです。
要らなくなったものをフリーマーケットに出して、欲しい人が買うという、リユーズにつながります。
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ドイツのフローマルクト(フリマ)ってどんなもの?
フローマルクトの歴史を遡ると、はじめは街が住民の為に主催したものや協会が主催したものが、年に1度か2度開かれるのが一般的だったようです。
アンティーク好きには、ドイツの古いものなどをゲットできるチャンスなので、ドイツに訪れる際は覗いてみるのもいいかもしれません。
「街の名前」+「Flohmarkt」と検索をかければ、近々開催されるフローマルクトの情報が簡単にゲットできます。
フローマルクトの規模
フローマルクトの規模も現在は様々です。
- ご近所同士で企画した小規模なもの
- 団体や街が企画した大規模なもの
- お祭りの一角の小~中規模なもの
形態は本当に様々です。筆者も色んな街のフローマルクトを訪れましたが、やはり大規模なフローマルクトはたくさんの人が出品しているため、自分のお気に入りを見つけられる可能性が高まるので、大規模なフリマを訪れることを強くおすすめします。
フローマルクトの場所
開催される場所も様々です。
- 街のMarktplatz(市場)
- 駐車場
- 沿岸沿い
- 休閑地
- メッセ
などなど、他にもたくさんあります。大規模にメッセなどで開催されるフローマルクトは、入場料や駐車場代を取って経営費に回しているところもあります。
フローマルクトの開催日と時間
開催日も様々で傾向としては、
- かなり大規模なフローマルクトは年1~月1
- 中・大規模なフローマルクトは週1
- とても小さな規模のフローマルクトは不定期
たくさんの人が訪れるようにと週末に開催しているものが多く、開催時間は1日中やっているところもあれば、数時間だけのものもあります。
午後遅めの時間に開催して、夜遅くまで開いているものは、Nachtflohmarkt(夜のフローマルクト)と名付けられるのが一般的です。
また、フローマルクトの一角には、カフェやケーキ、ソーセージまでちょこっと休憩できるスペースが用意されているところもあります。
ドイツの有名なフリマサイト
ドイツにもフリマサイトやアプリはいくつかありますが、ダントツで有名なのがeBay Kleinanzeigenです。
eBay(イーベイ)はご存知の方も多いはず。Amazonなどに次ぐショッピングサイトですが、eBay Kleinanzeigenでは、主に中古品を探すことができます。
生活雑貨から大きな家具・家電、また賃貸まで、なんでも探すことができますが、当人同士で取引をするので、取引相手の評価もしっかり確認することが大事です。
また郵送OKと書いてあるものから、交渉次第のものもありますが、大体の商品は直接取りに行ったりする印象が強いです。
賃貸以外の大体のものは、連絡が早いもの勝ちなので、いかに早く見つけるかが勝負です。人間同士のやり取りなので、交渉して値切ることもできるので、遠慮せずに、敬意をもってやり取りすれば、良い商品が安く手に入れられることもできます。