ドイツ発ナチュラルコスメ【アンネマリーボーリンド】の自然を守るコンセプト

公開日 2022年2月12日 最終更新日 2022年2月12日

ドイツのオーガニックコスメ・ナチュラルコスメは世界的にとっても有名です。その中でも特に有名な、Dr. Hauschka（ドクターハウシュカ）の環境保護への取り組みや人を思いやったコンセプトやブランドの取り組みは、別記事で紹介しました。

この記事では1959年からの歴史をもつ、ドイツのナチュラルコスメブランドANNEMARIE BÖRLIND（アンネマリーボーリンド）について紹介したいと思います。

ドイツのナチュラルコスメ、アンネマリーボーリンドの環境への取り組み

ドイツ語でNachhaltigkeit（ナッハハルティヒカイト）とはサスティナビリティ、つまり持続可能性という意味です。Nachhaltigkeitやnachhaltigの○○という単語はドイツではよく耳にする言葉であり、持続可能性を考えた環境への取り組みは、環境にはもちろん人にも社会にとっても、すごく大切なことです。

アンネマリーボーリンドは、その自然由来の商品へのこだわりもそうですが、持続可能性にも重きを置いているナチュラルコスメブランドです。

持続可能性・環境と人を思った取り組み

Nachhaltigkeit（持続可能性）はam Herzen（心臓部） にあるとうたっているボーリンド。人や自然との、その責任のある付き合いはボーリンドの哲学や日々の取引のしっかりした要素から成り立ちます。

原料は世界中から調達していて、それらの原料は管理された有機農場などで生産されています。ハウシュカもそうでしたが、こういった活動は、次の世代へと受け継がれる環境（農場など）を至る所に作ることを目指している証拠です。

持続可能性３つの要素/ 1. Soziales Engagement（社会貢献）

原料が世界の有機農場から調達されていることは上記に書きましたが、それらの原料を使った製品の成分内容が安全なことはもちろん、働く条件を整え、公正取引にも重きをおき、子どもが働かなければならなう環境を否定し作らないことにも力をいれているよう。例として次の原料が様々な国で育てられています。

例えばネパールの農場では、女性が生活費を稼ぐ環境を作り、その子どもたちに教育の場を与える活動をしています。またカンボジアでは地球温暖化の保護など、社会エコロジープロジェクトの一環として、日々持続可能性についてもしっかり考えているのです。

持続可能性３つの要素/ 2. Ökologischer Beitrag（エコロジーの貢献）

エコへの取り組みは至る所で行われています。例えばボーリンドの商品に使われている「水」は、その本社があるシュバルツバルド（黒い森）地方の「黒い森」の１６０ｍ地下からくんだミネラル水を使用しています。

水道水には塩素や化学製品を入れて殺菌などがされていますが、黒い森の天然水はそれらが一切入っていない「やわらかな水」なのです。

また、環境・資源を守るために、CO2放射を軽減すべく、CO2不活性のトランスポート手段・効率のよいルートのプランが考案されています。

ボーリンドのオンラインショップでは持続可能の選択が可能でそのエコな選択を買い手がすれば、すでに使われた段ボールや、絹の紙などに包装されて、商品が送られてくるシステムです。

持続可能性３つの要素/ 3. Recycling（リサイクル）

ボーリンドの商品を守っている容器・包装は、DSDでリサイクル可能のものです。また、FSC紙で１００％リサイクル素材を使いボディケア商品は全部再生可能資源を利用しています

ドイツのボーリンドのウェブサイトでは、商品のどの部分を何ゴミに分別すべきかが、分かり易く記されています。

ボーリンド・ナチュラルへのこだわり

ボーリンドは、革新的で持続可能な行いで特別な原料の開発をし、効果のあることが証明できるナチュラルコスメを製造しています。

ボーリンドはつねに自然由来の製剤を探しつづけて、４０回以上「Sehr gut（とても良い）＝最高」の認証をエコテストから受けています。また、１８０以上の賞も受賞しているそうです。

ブランドのコンセプトを見ていると、至る所に「革新的」という言葉がちりばめられています。その証拠にボーリンドは、独自の成分を持ち、環境・人にとって「良いもの」を日々探し続けているということが分かりました。

お値段は張りますが、ドイツではめずらしい濃厚な化粧水など多くの魅力があるボーリンドです。