公開日 2021年4月22日 最終更新日 2023年12月27日
世の中が便利になることに比例して、オンライン化がどんどんと進んでいますよね。それに反して書類をひとつ提出するのに、手書きが求められる場面が未だにたくさんあるなあ~と感じていませんか?
それが決して短所ではなく、手書きの文字は個性が出やすく、思いが伝わりやすい長所もありますよね。しかし場面によってはオンラインサービスを活用すれば紙の消費量を減らしたり、違った環境保護につながると考えたことはあるでしょうか?
この記事ではドイツで最近あったオンラインサービスを紹介するとともに、オンラインサービスを活用することでつながる環境保護について書いています。
もくじ
ドイツのオンラインサービス
あなたはドイツに限らず、日本において「オンライン化」にどんなイメージを持っていますか?ドイツはとんでもなくオンライン化が進んでいる国なのかと聞かれると、「そうでもない」というのが私の意見です。
しかしドイツは環境保護に対する意識や持続可能な未来への動きはとても積極的で、様々な面で地球を守るために法によって取り締まることが増えてきています。
それらも決して最近突然起こっている動きでは決してなく、長い間話し合われている分野がたくさんあるのです。
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オンライン化でゴミを減らす
環境保護に関する取り組みはたくさんありますが、その中にゴミを減らすことがあります。これはあなたにとっても身近ですぐにできる環境保護のひとつではないでしょうか。
ゴミを減らすことができれば、単純にゴミを燃やすエネルギー量は減って、燃やすことによって発生する二酸化炭素も削減することができます。
【環境保護】ゴミ問題を言葉とともに考えるエコな「まみむめも」
長距離列車の乗車券
2022年からドイツ鉄道では長距離列車であるICE(Intercity Express)とIC(Intercity)のチケットの車内販売を中止するようです。これによって利用者が積極的にオンラインチケットを活用することにもつながります。
そもそもドイツの駅には日本のような改札は存在しないため、大抵の場合車掌さんが車内でチケットをコントロールする時に自分の買ったチケットを提示するシステムです。
ドイツにはドイツ鉄道・民間鉄道と存在しますが、それ以外にも近隣国の鉄道も長距離列車のチケットは条件次第で、ドイツ鉄道のホームページやアプリから購入することができます。
ドイツ郵便のオンライン切手
ドイツ郵便はずっと前からオンライン上で切手を購入できるサービスを行っていますが、それに加えてそもそも切手をなくすサービスを推奨しています。
これはオンライン上で必要な郵送運賃を購入した際に発行されるコードを手紙の右上に暗い色のボールペンで書き込めば、印刷機なし・切手なしで簡単にポストに投函することができるのです。
オンラインサービスの活用で環境保護
デジタル化は書類などの紙の消費を減らすだけではなく、オンラインを活用したメルカリなどのリユースのサービスや、フードロスを減らすために廃棄になる食品をお得に受け取ることができるサービスを利用することで、ゴミを減らすことができますよね。
未来の為にできること
あなたはテキサス州での異例な寒波のニュースを目にしましたか?この地域ではあり得ないその気候変動によって、暖をとるために電力消費が増え停電、水道管は破裂し水不足・・・予想できない自然災害はあっという間に生活を脅かします。
二酸化炭素排出量が増えれば、地球温暖化につながる。そんなことは今や誰でも聞いたことのある事ですが、実際に地球温暖化を抑えるために、二酸化炭素排出量を減らそうと意識する人はどれだけいるのでしょう。
世界各地で起こる気候変動は、危険信号を無視した結果ではなく、このまま放っておくととんでもない事が起こるという過程であり、これこそ危険信号なのではないでしょうか。
自分にできる事を積極的に
デジタル化を活用することは、地球を守るひとつの手段です。このサービスがデジタル化できればいいな、ゴミが減るのになと感じることがあればその企業に問い合わせてみるのもいいかもしれません。
ドイツのたった切手1枚でも、より多くの人が切手ロスのサービスを利用すれば切手に必要な資源は削減され、製造にかかるエネルギーも削減されます。